木造薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)

【年代】 平安時代
【所在】 仮講堂
【指定】 重要文化財
【技法】 一木造、漆箔、彫眼、桜材
【法量】 像高 107.5cm
【付属】 色紙薬師経、薬師経、竹筒
【公開情報】 通常非公開

薬師如来は東方浄瑠璃光(じょうるりこう)世界の国王で、私達の心と身の病気を治して下さいます。
像は体のバランスもよく、目鼻立ちもはっきりしており、肉身も強く引き締まり、溌剌とした若々しい像です。頭から体を通して芯持ちの一木の桜材から彫り出したもので、両肩外側にのみ別材をつけます。像内には竹筒に、長和2年(1013)の奥書きを持つ『色紙薬師経』と、宝治元年(1247)の奥書きを持つ『薬師経』が重ねて巻き込んで入れられていました。このことから長和2年に造られ、宝治元年に修理されたことが知られました。
 

【 関連項目 】
色紙薬師経
薬師経
本日のご拝観について
本日のご拝観について