金銅燈籠(とうろう)

【年代】 奈良時代
【所在】 国宝館
【指定】 国宝
【技法】 銅造
【法量】 総高236.0cm
【公開情報】 常時公開

南円堂正面に置かれた燈籠で、南円堂創建当初の唯一の伝来品。火袋扉の銘文から、弘仁7年(816)に造られたことが知られます。日本の金属製燈籠で、東大寺大仏殿前の燈籠に次いで古いもので、南円堂形と称されました。下から台、基礎、竿(さお)、中台、火袋、笠の6箇に分離し、頂上の宝珠は無くなっています。中台より上は当初のものですが、竿以下は鎌倉時代の作です。中台と火袋扉には鍍金が残っています。なお、現在南円堂の前に設置している燈籠は当品の模作です。
 

【 関連項目 】
燈籠火袋羽目
本日のご拝観について
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