中金堂鎮壇具(ちゅうこんどうちんだんぐ)

【年代】 奈良時代
【所在】 国宝館
【指定】 国宝
【公開情報】 常時公開
 
堂塔を建てる時、永く安泰であることを願って、地の神を鎮め、祀る儀式が行われますが、この時に埋納する品を鎮壇具と呼びます。

奈良時代初期に創建された中金堂に埋納された大量の鎮壇具が、明治7年(1874)と明治17年(1884)、それに平成13年(2001)の3度にわたって須弥壇下から発見されました。その内容は供養具、金銀、貨幣、刀剣、玉類、鏡類など1800点にも及び、その種類の豊富さと豪華さは、他に例をみない豪華なものです。

明治7年(1874)出土の鎮壇具は東京国立博物館に、明治17年(1884)と平成13年(2001)出土の鎮壇具は興福寺に所蔵されます。明治7年(1874)と明治17年(1884)出土品が国宝に指定されますが、明治17年(1884)の興福寺所蔵の国宝鎮壇具は次の関連項目の5件です。
 

【 関連項目 】
銀製鍍金唐草文脚杯(残欠)
銀製鍍金唐花文鋺
銀鋺
水晶念珠玉
水晶玉
本日のご拝観について
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