華原磬(かげんけい)

【年代】 奈良時代(中国・唐時代)
【所在】 国宝館
【指定】 国宝
【技法】 銅造
【法量】 総高96.0cm
【公開情報】 常時公開

謡曲「海人」で泗濱浮磬(しひんふけい)と面向不背珠(めんこうふはいのたま)と共に、中国・唐の高宗から興福寺に贈られたと謳われるように、古くから興福寺の至宝として知られてきました。
天平6年(734)創建西金堂の仏前に飾られていたもので、『興福寺流記』の「金鼓(こんく)一基」にあたります。いつから華原磬の名がつけられたのか明らかではありません。「磬」とは玉または石で造った楽器で、華原磬とは中国の磬石の名産地である華原の石で造った磬を指します。
大理石の台の上に、前方をにらんで伏す獅子を置いて、その背に六角柱を立て、柱に雌と雄の各2匹の龍が尾を巻きつけ、胴の空間に金鼓を抱えて、周囲を睨みつけています。中国・唐代の工芸技術の高水準を示すものとして注目されます(ただし金鼓部分は鎌倉時代の後補)。

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