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紺紙金字成唯識論(じょうゆいしきろん)
【年代】 平安時代
【所在】 国宝館
【指定】 重要文化財
【技法】 紺紙金字、巻子装
【法量】 縦25.1cm、全長686cm、紙数13紙(巻第1)
【公開情報】 通常非公開
『成唯識論』は法相宗の拠り所であり、学侶の基本書です。古来、自ら書写したり、版本を手に入れたりすることが行われてきました。また春日神が法相擁護の神とされるところから、春日社にも多く奉納されました。
本書の伝来や書写年代は明らかではありませんが、紺紙に銀界を施し、金泥で書写します。表紙は紺地二重菱文紗に金泥の鳥草木文、見返しは紺地小菱文綾に金泥で蝶鳥水辺文を描きます。