木造広目天立像(こうもくてんりゅうぞう)

【年代】 平安時代
【所在】 奈良国立博物館に寄託
【指定】 重要文化財
【技法】 一木造、彩色、彫眼(瞳は黒漆)、桂材
【法量】 像高 157.4cm

四天王の一人で、西方を守護する神です。足下の邪鬼も含めて一木の桂材から彫り出した力強い像で、瞳に別材を入れ、邪鬼の表面を塑土で仕上げる古い技法で造られています。本来安置されていた堂は不明で、一具であった他の像は奈良国立博物館とMIHOミュージアムがそれぞれ所蔵しています。

本日のご拝観について
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