木造吉祥天倚像(厨子入り)(きっしょうてんいぞう)

【年代】 南北朝時代
【所在】 中金堂
【指定】 重要文化財
【技法】 一木造、彩色、彫眼、桧材
【法量】 像高64.3cm、厨子高102.0cm
【公開情報】 1月1日~7日のみ公開

吉祥天はヒンドゥー教の女神ラクシュミーであり、仏教に取り入れられてからは美と幸運、富と繁栄、財産と智恵を授ける神として信仰されるようになります。
この像は、厨子に入り、中金堂本尊釈迦如来像の背面で、北向きに安置され、正月に修せられる『吉祥会』の本尊像です。像内に種子曼荼羅(しゅしまんだら)を墨書する紙と五穀や五宝などが納められていました。
厨子は春日厨子で、正面に扉を開き、扉の裏面に梵天像と帝釈天像、奥壁に胡粉下地に七宝山図(しっぽうさんず)を極彩色で描きます。
台座裏の墨書から唐招提寺第十代長老慶円が御衣木加持(みそぎかじ)と開眼導師をつとめ、仏師寛慶が造り、絵師命尊が彩色を施し、暦応3年(1340)5月晦日に供養を終え、翌日に唐招提寺から興福寺に伝わったことが知られます。

現在のご拝観について
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