木造天燈鬼・龍燈鬼立像(てんとうき・りゅうとうきりゅうぞう)

【年代】 鎌倉時代
【所在】 国宝館
【指定】 国宝
【技法】 寄木造、彩色、玉眼、桧材
【法量】 像高 (天燈鬼像)78.2cm  (龍燈鬼像)77.8cm
【公開情報】 常時公開

鎌倉時代再興期の西金堂須弥壇(しゅみだん)に安置されていた像で、四天王像に踏みつけられる邪鬼を独立させ、仏前を照す役目を与えたものです。
天燈鬼像は、2本の角と3つの目を持ち、口を大きく開き、やや横目で前方をにらみ、左肩に乗せた燈籠(とうろう)を左手で支えます。
龍燈鬼像は、腹前で左手で右手の手首を握り、右手は上半身に巻きついた龍の尻尾をつかみ、頭上に乗せた燈籠を上目づかいににらみます。像内に建保3年(1215)に法橋康弁(運慶三男)が造ったとする書きつけがあります。
阿と吽、赤と青、動と静とが対比的に表現された鬼彫刻の傑作です。

本日のご拝観について
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