鰐口(わにぐち)

【年代】 鎌倉時代
【所在】 国宝館
【指定】 奈良県指定文化財
【技法】 銅造
【法量】 面径57.6cm
【公開情報】 通常非公開

鰐口は堂前の軒に掛けて、礼拝の時に、太い緒や紐を振って打ち鳴らす仏具です。刻まれた銘文から建長8年(1256)に法華寺金堂用に造られ、明治時代に東金堂に奉納されたことが知られています。面径が大きく、肩幅も厚く、鼓面の膨らみも豊かで、中央の単弁八葉蓮華形の撞座(つきざ)も雄大です。

本日のご拝観について
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