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細字法華経(さいじほけきょう)
【年代】 奈良時代
【所在】 国宝館
【指定】 重要文化財
【技法】 紙本墨書、巻子装
【法量】 縦27.8cm、全長1994cm、紙数35紙
【公開情報】 通常非公開
『法華経』(1部8巻28品)は大乗仏教初期に成立した経典で、古くからこの経を拠り所として、学派を確立した人が多くいます。
通常の写経は1行17字ですが、細字経は倍の34字を筆写します。黄麻紙35枚を継いで、1紙60行に淡墨の界線を施します。巻末に「天平十六年歳次甲申五月廿日書写竟」(天平16年(744))の奥書のある、現存最古の細字経です。