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絹本著色濮陽大師像(ぼくようだいしぞう)

【年代】 室町時代
【所在】 国宝館
【指定】 奈良県指定文化財
【技法】 絹本着色、掛軸装
【法量】 縦143.1cm、横123.2cm
【公開情報】 通常非公開
濮陽大師智周(678~733)は、『成唯識論演秘』の撰述を行い、法相教学の宣揚に務めたことから、慈恩大師基や淄州大師慧沼に続く法相宗の第三祖に位置付けられます。
興福寺では6月20日から21日にかけて画像を観禅院大御堂の内陣正面にかかげ、その徳をたたえる「濮陽講」を執行していたことが記録から判明しています。しかし、永正9年(1512)の観禅院の火災により原本は焼失、本図は古図などに倣って新写されたものと考えられています。