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絹本著色淄州大師像(ししゅうだいしぞう)
【年代】 鎌倉時代
【所在】 国宝館
【指定】 重要文化財
【技法】 絹本着色、掛軸装
【法量】 縦149.0cm、横124.2cm
【公開情報】 通常非公開
淄州大師慧沼(えしょう)(650~714)は、慈恩大師基の弟子で、訳経に従事し、『成唯識論了義燈』など多くの注疏を著したことにより、法相宗の第二祖として仰がれました。
興福寺では平安時代以降、12月11日の忌日に、画像を観禅院大御堂の内陣正面にかかげ、その徳をたたえる「淄州会」が催されていました。この像はその本尊画像で、袖の下に隠した両手で払子(ほっす)を挟み、台の上に坐ります。引き締まった知的な顔を描きます。