木造弥勒菩薩半跏像(厨子入り)(みろくぼさつはんかぞう)

【年代】 鎌倉時代
【所在】 国宝館
【指定】 重要文化財
【技法】 寄木造、漆箔、玉眼、桧材
【法量】 像高57.7cm 厨子高165.8cm 
【付属】弥勒仏、弥勒菩薩、千仏摺仏190枚
【公開情報】 常時公開

弥勒は釈迦の後継者として56億7千万年後にこの世にあらわれて、人々を苦しみから救うとされる菩薩です。弥勒信仰は、弥勒菩薩とともに兜率天(とそつてん)で56億7千万年間を過ごし、菩薩が如来となってこの世にあらわれる時に、ともに再生して救われようとするものです。この像は興福寺大乗院に安置されていたと言われています。像内には多数の印仏や摺仏が納められていました。厨子は春日厨子で、各面とも両開きの扉、内面には祖師像などを描いています。

本日のご拝観について
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