木造仏頭(釈迦如来像頭部)(ぶっとう)

【年代】 鎌倉時代
【所在】 国宝館
【指定】 重要文化財
【技法】 寄木造、漆箔、彫眼、桂材
【法量】 像高 98.0cm(頂~顎)
【付属】 手首2箇
【公開情報】 常時公開

像内に「西金堂釈迦」と墨書されており、鎌倉再興期の文治5年(1189)ころに造られた西金堂本尊丈六釈迦如来像の頭部で、また仏手も同じ像の手の部分と思われます。幸いなことに享保2年(1717)の被災で救い出されました。目鼻立ちが引き締まり、溌剌としていて、近年の研究により、仏師運慶の作として知られるようになりました。
古記に「この像の眉間からは自然に光が発せられたので白毫(びゃくごう)はつけなかった」と記されるように、この像にも白毫が付いていません。

本日のご拝観について
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