銀造仏手(ぎんぞうぶつしゅ)

【年代】 奈良時代
【所在】 国宝館
【指定】 重要文化財
【技法】 銀造
【法量】 臂から手首まで42.2cm
【公開情報】 通常非公開

現存する奈良時代の銀仏は、東大寺法華堂本尊の宝冠化仏(ほうかんけぶつ)と、この仏手だけです。臂(ひじ)の大きさから像高が2mはあったと思われます。『興福寺流記(るき)』の東金堂「銀造弥勒仏」に相当するものと思われます。蝋(ろう)型または土型から鋳造されたもので、銅造仏頭とともに昭和12年(1937)に東金堂本尊台座の中から発見されました。

本日のご拝観について
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