木造維摩居士坐像(ゆいまこじざぞう)

【年代】 鎌倉時代
【所在】 東金堂
【指定】 国宝
【技法】 寄木造、彩色、玉眼、桧材
【法量】 像高 88.1cm
【公開情報】 常時公開

古くから仏教徒の模範とされてきた人物で、有名な『維摩詰所説経』は彼が仏教徒に理解を深めることを述べた経典として、今日でも広く読まれます。若く溌剌とした表現をする文殊菩薩像に対して、老人の顔の維摩居士の姿を表現します。像内の墨書から建久7年(1196)に仏師定慶が53日で彫り、法橋幸円が50日で彩色を施したこと、また台座天板の墨書から長禄4年(1460)に補彩されたことが知られます。

本日のご拝観について
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