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木造金剛力士立像(こんごうりきしりゅうぞう)
【年代】 鎌倉時代
【所在】 国宝館
【指定】 国宝
【技法】 寄木造、彩色、玉眼、桧材
【法量】 像高 (阿形像)154.0cm (吽形像)153.7cm
【公開情報】 常時公開
金剛力士は南大門などの左右に安置されますが、これは鎌倉時代再興期の西金堂須弥壇上に安置されていました。リアルな筋肉表現、バランスのよさなど鎌倉彫刻の特徴を遺憾なく発揮する像として知られます。吽形(うんぎょう)の右足枘(あしほぞ)に「西金堂力士」、「正應元年戌子十月十日奉修復西金堂」の墨書、また像内に正應元年(1288)に両像が大仏師善増、絵所大仏師観実によって修復されたことが記されます。その表現から、向かって右に阿形(あぎょう)を、左に吽形(うんぎょう)が安置されていたことが分かります。