羅睺羅像【十大弟子】(らごらぞう)

【年代】 奈良時代
【所在】 国宝館
【指定】 国宝
【技法】 脱活乾漆造、彩色
【法量】 像高 149.4cm
【公開情報】 常時公開

釈迦が出家する以前に夫人のヤショーダラー妃との間に生まれた子でした。釈迦がさとりを得られ、はじめて故郷のカピラ城に里帰りされた時に弟子になります。釈迦が定めた決り(戒律-かいりつ)をよく守り、人々の模範となり、戒行(かいぎょう、蜜行-みつぎょう、忍辱-にんにく)第一の人と称されます。釈迦の子として他人から絶えず注目されていることをよく知っており、人の二倍も三倍も努力し、また身をつつしんだと言われます。像は正面を向き、目を閉じ、両手は腹前で袈裟の中につつみます。その袈裟は求心的にまとめられます。
 

【 関連項目 】
乾漆十大弟子立像(じゅうだいでしりゅうぞう)
迦旃延像(かせんえんぞう)
舎利弗像(しゃりほつぞう)
須菩提像(すぼだいぞう)
富楼那像(ふるなぞう)
目犍連像(もくけんれんぞう)
羅睺羅像(らごらぞう)
本日のご拝観について
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