文化財

「国宝」「重要文化財」

木造薬王・薬上菩薩立像(もくぞうやくおう・やくじょうぼさつりゅうぞう)


©飛鳥園

【制作時代】 鎌倉時代
【安置場所】 中金堂
【文化財】 重要文化財
桧材 寄木造 漆箔 彫眼 鎌倉時代
像高  薬王像362.0cm
  薬上像360.0cm

 釈迦如来像は文殊(もんじゅ)菩薩像と普賢(ふげん)菩薩像を従えることが多いのですが、薬王菩薩像と薬上菩薩像を置くのは古い形です。兄弟の菩薩で、ともに良薬を人々に与え、心と身の病気をなおしたと言われます。
 両像ともに本尊側の膝をわずかに曲げ、外側の足に重心を置く。よく整った姿態、豊かな肉づけは奈良時代の乾漆(かんしつ)像を思わせます。鎌倉再興期の西金堂本尊の脇侍(わきじ)であったのですが、享保2年(1717)の被災後、文政2年(1819)に仮再建された中金堂本尊釈迦如来像の脇侍(わきじ)に迎えられ、今日に至っています。像内墨書から建仁2年(1202)に造立されたことが知られます。