文化財

「国宝」「重要文化財」

木造無著・世親立像(もくぞうむじゃく・せしんりゅうぞう)


©飛鳥園

【制作時代】 鎌倉時代
【安置場所】 北円堂
【文化財】 国宝
桂材 寄木造 彩色 玉眼 鎌倉時代
像高  無著像194.7cm
  世親像191.6cm

 釈迦入滅後約千年を経た5世紀ころ、北インドで活躍し、法相(ほっそう)教学を確立した無著と世親の兄弟の彫刻で、弥勒如来(みろくにょらい)像の両脇に安置されています。
 両像ともに2段に組んだ洲浜座(すはまざ)に、本尊側の足をわずかに踏み出して立ちます。無著像は老人の顔で右下を見、世親像は壮年の顔で左を向き、遠くを見ます。運慶の指導のもとに無著像は運助、世親像は運賀が担当したことが知られます。天平彫刻の写実性と、弘仁彫刻のたくましい量感とをあわせ持ち、強烈な自信にみちあふれる姿は、日本肖像彫刻の最高傑作にと言うにふさわしいものです。