文化財

「国宝」「重要文化財」

室町時代の軒瓦(むろまちじだいののきがわら)


©飛鳥園

【制作時代】 室町時代
【安置場所】 国宝館
【文化財】
軒丸瓦直径17cm 軒平瓦横幅30cm

 軒丸瓦の文様は、主流は巴(ともえ)文でした。これは火を嫌う建物の軒先に水の渦巻(うずまき)き文を飾り、また高い軒先に飾られる時は単純で目立つ巴文(ともえもん)が好まれからでした。
 一方軒平瓦には、横に細長い画面に納めやすい唐草文が使われています。
 この1組は15世紀はじめに再建された東金堂に用いられたもので、軒丸瓦は三巴文(みつどもえもん)、軒平瓦は中央に菊花文(きくかもん)を置き、左右に波浪文のような唐草文を伸ばします。これには応永22年(1415)5月の銘文が刻まれています。
 室町時代の軒丸瓦は41種類以上、軒平瓦は135種類以上が知られます。