文化財

「国宝」「重要文化財」

室町時代の鬼瓦(むろまちじだいのおにがわら)


©飛鳥園

【制作時代】 室町時代
【安置場所】 国宝館
【文化財】
縦59cm、横50cm

 前代までの鬼瓦は、木に笵(はん)を彫り、粘土を詰め込んで造られるので大量生産が可能でしたが、このころになると一つ一つ手作りされるようになります。
 応永22年(1415)再建東金堂に使われていた鬼瓦です。眉間に雲中宝珠(うんちゅうほうじゅ)を描き、左右外縁に珠文(しゅもん)を置きます。裏面は頭から顎まで空洞で、鼻の穴を通し、周辺は土手状に削り出し、縦位置に把(と)っ手をつけます。胎土もよく、高い温度で焼成されます。
 その他東金堂には眉間に法輪(ほうりん)、羯磨(かつま)、宝相華(ほうそうげ)などをつけた鬼瓦が使われています。