文化財

「国宝」「重要文化財」

大慈恩寺三蔵法師伝(だいじおんじさんぞうほうしでん)


©飛鳥園

【制作時代】 平安時代
【安置場所】 国宝館
【文化財】 重要文化財
巻子装 平安時代
第一巻 縦27.0cm 全長787.4cm 紙数16紙

 大慈恩寺三蔵法師(だいじおんじさんぞうほうし)は、唐の高僧玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)(602〜664)のことで、玄奘自身による『大唐西域記(だいとうせいいきき)』とともに仏教のみならず、中国、西域、インドの事情を知る上で貴重な文献資料です。
 全10巻のうち、前半5巻は玄奘の求法巡礼行記で、高弟の慧立が著わし、後半5巻は玄奘が帰国後請来した経典の漢訳に半生をかけた行状記で、慧立の弟子彦?が著わしたものです。
 これは奥書から延久3年(1071)に書写されたことが知られ、現存最古の写本です。
また本文に加えられた6種類の訓点(くんてん)は平安時代中期から後期のもので、国語学上の貴重な資料です。