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鎌倉時代の軒瓦(かまくらじだいののきがわら)
©飛鳥園
【制作時代】 | 鎌倉時代 |
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【安置場所】 | 国宝館 |
【文化財】 | |
軒丸瓦直径17.8cm 軒平瓦横幅29cm |
治承4年(1180)被災後の再建に用いられた軒瓦は、天平復古調の蓮華文と唐草文、巴(ともえ)文、寺名入りがあります。前代に比べて力強いのは文様だけではなく、造瓦技法もしっかりするようになります。
この1組の瓦は天平復古調で、12世紀末に再建がなった大湯屋(おおゆや)に用いられたものです。軒丸瓦は複弁8弁で、広い中房(ちゅうぼう)に1+8の蓮子、軒平瓦は中央に花頭文(かとうもん)、左右に3回反転する唐草文を飾ります。
鎌倉時代の軒丸瓦は33種類以上、軒平瓦は82種類以上が知られます。