文化財

「国宝」「重要文化財」

春日版板木(かすがばんはんぎ)


©飛鳥園

【制作時代】 鎌倉時代〜室町時代
【安置場所】 国宝館
【文化財】 重要文化財
木造(主に桜材) 鎌倉時代〜室町時代
建久三年三月日銘の成唯識論述記巻第三
縦28.5cm 横80.0cm 厚さ1.5cm
付 版本瑜伽師地論(春日版) 91巻
   建長元年七月五日尭心刊記
   版本大般若経(春日版)  610巻

 『春日版(かすがばん)』とは、興福寺から刊行された木版刷りの経典です。平安時代以降興福寺が仏教界の盟主を誇った版本(はんぽん)刊行事業であったのです。鎌倉時代には新興仏教の攻勢に対して、旧仏教側の大々的な反撃の一つが版木を彫り、経典を出版することにありました。
 現存する版木(はんぎ)の中で開版年紀の明らかな最古は、文治5年(1189)7月の『成唯識論述記(じょうゆいしきろんじゅつき)』です。版木には『成唯識論』『大般若経』『法華経』『華厳経』が多くあります。