文化財

「国宝」「重要文化財」

板彫十二神将立像(いたぼりじゅうにしんしょうりゅうぞう)


©飛鳥園

【制作時代】 平安時代
【安置場所】 国宝館
【文化財】 国宝
桧材 一材製 板彫り 彩色 平安時代
像高 縦100.3〜88.9cm 横42.7〜33.6cm 厚3.3〜2.2cm

 東金堂本尊薬師如来像の台座周囲に貼りつけられていたと考えられます。
 厚さ3cmほどの1枚の桧板(ひのきいた)に浮き彫りします(ただし因達羅(いんだら)大将像のみ2枚)。正面を向く像1体、右を向く像5体、左を向く像6体で、12面がほぼ完形で伝わります。彩色がはがれて素地があらわれます。迷企羅(めきら)大将が短い衣をつけて裸足で立つ以外は、いずれも武装します。頭部は炎髪、巻髪、また兜をかぶったり、天冠をつけたりします。武器をとり、身構え、全身で生き生きとした動きのあるものなどがあります。
 絵画と彫刻の要素、面白味、そしてそれ自体がかもし出す一種独特のユーモア感など、類例の少ない日本の板彫り彫刻の中で、きわめて珍しい像です。


各像が頭上につける干支(えと)の動物は次の通りです。

1. 毘羯羅(びから)大将像 2. 招杜羅(しょうとら)大将像
3. 真達羅(しんだら)大将像 4. 摩虎羅(まこら)大将像
5. 波夷羅(はいら)大将像 6. 因達羅(いんだら)大将像
7. 珊底羅(さんていら)大将像 8. あに羅(あにら)大将像
9. 安底羅(あんていら)大将像 10. 迷企羅(めきら)大将像
11. 伐折羅(ばさら)大将像 12. 宮毘羅(くびら)大将像