勧進と散華写経

「散華写経」勧進のご案内

中金堂の平成再建にご結縁ください

 興福寺では現在、《天平の文化空間の再構成》を合言葉に、境内整備を鋭意進めています。そして、その眼目は、享保二年(一七一七)に失われた中金堂の復興です。
 当山ではその落慶を平成三十年(2018)に行うべく、復元作業を慎重に進めているところです。
 この散華写経により、是非、興福寺中金堂の平成再建にご結縁されますよう、お勧め申し上げます。

散華写経とは

 この散華写経は、『七仏通戒偈』の四句十六文字を書写します。
散華写経とは

  • この写経は、二枚一組です。
    • ・一枚は、散華の形を印刷した写経紙で、興福寺では、これを永久保存いたします。
    • ・住所・氏名はもとより、用紙左端の「為」の文字の下に、ご祈願内容をお書きください。また、もう一・枚は蓮弁の形に打ちぬかれた<散華>で、これは、再建のあかつきに実際に散華して仏さまを供養するものです。
    • ・裏面の〔〕内にも、氏名をお忘れなくお書きください。
  • かならず、二枚共写経してください。
  • ご奉納くださいました写経は、毎月一日の月例法要にさいし、ご宝前でご祈願申し上げます。

ご奉納の方法

一、書写された二枚一組のお写経は、同封の返信用封筒に入れて、そのまま、ご投函下さい。
(お写経が傷まないように、台紙をかならずお入れ下さい。)
二、ご奉納にさいして、志納料として一部(二枚一組)金二千円を申し受けます。
同封の振替用紙によりお納め願います。

『七仏通戒偈』について

『七仏通戒偈』について

 仏教の世界では、いわゆる歴史上ただお一人の仏陀である釈迦仏(釈尊)をふくめ、過去に七人の仏陀がこの世に出られたと考えられています。そして、その七仏が共通して説かれた内容をきわめて端的に示したのが、この『七仏通戒偈』です。まさに仏教の要諦が述べられています。

 (1)諸悪莫作と(2)衆善奉行は、もうわかりきったことです。しかし、わが日常生活を顧れば、わかっているとはいえません。たしかに、人の目のあるところでは、人目を意識して、わが行いは善悪をわきまえるでしょう。しかし、それは「身口意の三業」のなか、身業と口業だけではないのか―。身業とは身体的動作をともなう行為、口業はコトバです。これらは、人目を慎まざるを得ません。一方、意業(心の中であれこれ思うこと)は、どうでしょうか。たとえば、人目の届かぬ秘めた心の内で、人をはげしく憎んだり妬んだりしても、当面は、何の問題もありません。しかし、この憎悪や嫉妬の気持ちこそ、「悪」そのものなのです。
そして、こうした心の乱れがそのまま私たちを汚していくわけです。そこで、「諸悪莫作 衆善奉行」と説かれるのですが、さらに、仏という祈りの対象に、散漫で乱れがちなわが心を潜めることが大切です。それは、その祈りによって得られる精神の集中が、人を大きく浄めていくからです。そのことを、しかも、自らすすんで行う―。
 それが(3)自浄其意です。まさに、仏教の要諦そのものです。
 ―この『七仏通戒偈』に学びつつ、一日一日を豊かに重ねましょう。

散華写経ご希望の方は、下記よりお申し込み下さい。ご郵送させていただきます。
お問い合わせフォームへ
【電話番号】 (0742)22−7755
【FAX】 (0742)23−1971
【住所】 〒630−8213
奈良市登大路町48 興福寺勧進所

この他、中金堂復興勧進を受付けています。中金堂再建勧進のお願いをご参照下さい。