興福寺整備計画

興福寺整備計画

 創建1300年を20年後にひかえた平成3年(1990)10月に、建築史・歴史・考古学・文化財・風致などの学識経験者にお集まりいただき、興福寺境内整備委員会を設置し、国、奈良県、奈良市のご指導を仰ぎながら、天平の文化空間の再構築を目指すことを中心に、現状の史跡興福寺旧境内や名勝奈良公園のあるべき姿など、さまざまな角度から検討して参りました。
 平成10年(1998)2月に『興福寺境内整備構想』を策定し、26年(2014)度までを第1期整備事業期間と設定し、史跡興福寺旧境内・史跡等登録記念物保存修理事業として国、奈良県、奈良市の補助を受けて進めることになりました。
 そこで、まず中門(ちゅうもん)と回廊基壇(かいろうきだん)跡の発掘調査と基壇復元工事から開始し、12年(2000)にそれまで中金堂の役目を果たしてきた仮堂を解体し、基壇の発掘調査と基壇復元工事を行いました。
 その後、第1期整備事業を延長することになり、35年(2023)度までに、南大門(なんだいもん)・中室(なかむろ)・北室(きたむろ)・西室(にしむろ)・経蔵(きょうぞう)・鐘楼(しょうろう)、また東金堂(とうこんどう)と北円堂(ほくえんどう)回廊基壇の発掘調査と基壇復元工事を行う予定です。